学位プログラム概要と大学コアカリキュラムアメリカ奨学金留学

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学位プログラム概要（全体で120～128単位以上）

アメリカの大学には、主にセメスター制（2学期制）の大学とトライメスター制（4学期制）の大学がありますが、全米のほとんどの大学は8月と1月に入学タイミングのあるセメスター制を採用しています。セメスター制の大学では、卒業するまでには最低120～128単位以上の取得が義務付けられています。アメリカの大学では、日本の大学と異なり毎学期の履修登録をする前に必ず担当アドバイザーとの相談セッションを経る必要があります。担当アドバイザーは、専攻に入っていない段階のアドバイザーと、専攻用のアドバイザーとで異なります。

アメリカの大学で取得できる学士号には、以下の種類がありますが、ほとんどのプログラムはBachelor of Arts（文系学士）とBachelor of Science（理系学士）のいずれかを取得するプログラムとなっています。

Bachelor of Arts
Bachelor of Science
Bachelor of Social Work
Bachelor of Fine Arts

Bachelor of Business Administration
Bachelor of Music
Bachelor of Liberal Arts

Bachelor of ArtsとBachelor of Scienceとの違いはあいまいで、大学によって異なります。Bachelor of Artsでは言語系の単位を多く取らせて、Bachelor of Scienceでは自然科学系の単位を多く取らせるというように、履修単位が異なるケースが多いですが、中には全く同じカリキュラムで、卒業時にどちらの学位にするか選べるようにしている大学もあります。

アメリカの大学は完全な単位制ですので、日本の大学のように在籍年数で学年が上がるというシステムではありません。取得済み単位数に応じて、Freshman（0～30単位）、Sophomore（31～60単位）、Junior（61～90単位）、Senior（91単位以上）というように学年が決められています。アメリカの大学では上級生ほど単位の履修登録解禁日が早くやってくるため、上級生は優先して好きなコースの履修登録をすることができます。アメリカの学部課程で開講しているコースには、各コースの目安履修学年に応じて以下のようなコース番号が割り振られています。

000-099: 卒業には使えない練習用コース
100-199: 1年生（Freshman）向けコース
200-299: 1～2年生（Sophomore）向けコース
300-399: 3～4年生（Junior）向けコース
400-499: 3～4年生向け（Senior）コース、大学院生も履修していることが多い

300番台以上の単位を42単位以上取得していること、といった条件を課している大学がほとんどです。また、アメリカの大学はほぼ全てが卒業時のGPAが最低2.00以上であること、といった卒業要件を課しています。

アメリカの大学を卒業するために必要な履修コースは、主に以下の種類に分けられます。

大学全体で要求される必修単位（大学コアカリキュラム）
学部で要求される必修単位（専攻が所属する学部自体で要求する必修単位）
専攻で要求される必修単位（専攻自体で要求する必修単位）
その他選択単位（その他卒業単位120～128単位を埋めるための選択単位）

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大学コアカリキュラム（42単位前後）

大学コアカリキュラムとは、大学全体で学生全員に課している必修単位群のことです。University Core Curiculum、General Education、University Studiesなど、大学コアカリキュラムの呼称は各大学によって異なります。大学によって少しずつ履修コースが異なりますが、ほとんどの大学が要求する典型的な大学コアカリキュラムは、右の通りです。

教養教育を重んじるアメリカの大学カリキュラムでは、英語、文学、アート、数学、自然科学、社会科学と、様々なコースを履修することが要求されています。

英語（English Composition）	6単位
文学（Literature）	6単位
アート（Fine Arts）	6単位
数学（Mathematics）	3単位
自然科学（Natural Sciences）	8～12単位
社会科学（Social Sciences）	12単位