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グローバルスタディ アメリカ大学奨学金留学体験談 - キャロル大学

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アメリカ大学奨学金留学プログラム 体験談

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アメリカ大学奨学金留学体験談(ウィスコンシン州)

キャロル大学(Carroll University)

留学をすると決めた15歳の自分に感謝しきれません!笑

アメリカ大学奨学金留学体験談90

留学前について

留学前はどんな学生生活を送っていましたか?

日本で通っていた中学・高校が英語に力を入れている学校だったため、中学ではカナダ3週間、高校ではニュージーランドの現地の高校で2ヶ月半過ごす機会がありました。2個上で同じ中学・高校に通っていた姉がカナダ1年留学していた影響もあり、中学3年生のカナダ帰国時にはもうすでに「留学したい!」の一心でした。初めは、姉のように高校で1年間留学をしようと思っていたのですが、やっと英語や現地の文化に慣れた頃に帰国するのは勿体無いと思い、思い切って大学海外進学を決意しました。留学を経験し英語を喋れることへの憧れを抱いてからはのめり込むように海外YouTuberを毎日見ていました。「ネイティブのような英語を喋るたい」という気持ちから、ネイティブの英語の先生と休み時間雑談したりイディオムを個人的に勉強していました。今思うと、留学しか頭にないかなりストイックな高校生だったと思います。笑

なぜ日本の大学ではなくアメリカの大学を選んだのですか?

上記のように二度の留学経験を通して、"高校生の自分の視野の狭さ"を痛感しました。「規則だから」「周りのみんながやっているから」という理由でなんの疑問も抱かなかった暗記ベースの日本の教育や、制服のスカートの長さ・靴下や髪の色、大学受験などの"当たり前"が海外に行って覆され一気に視界が開けた気がしました。「もっと外の世界を自分で見てみたい」という思いと、ニュージーランド留学での成功体験から「自分がどれだけ海外で力を発揮できるか試してみたい」と思うようになり海外大学の進学を決めました。初めは、カナダを視野に入れていたのですが、グローバルスタディのアメリカ大学奨学金プログラムを知り、行ったことのないアメリカで大学に通うことを決意しました。

なぜ奨学金留学プログラムを利用したのですか?

1番の理由は学費の壁です。キラキラ留学生活の夢を見て、みんなが憧れるカリフォルニアやフロリダ、ニューヨークの大学を調べてみると4年制大学で平均年間500万円。そこから奨学金を探しても、どこもハードルが高く諦めそうになっていました。そんな時にグローバルスタディのアメリカ奨学金プログラムのことを知り説明会に行ってみると、田舎留学の良さを教えていただき、日本人の少ない英語に没頭できる環境で教授・クラスメートとの距離も近く、ローカルなアメリカのカルチャーが経験できるということに惹かれ奨学金プログラムを利用させていただくことになりました。

なぜ、今の大学を選びましたか?

私が大学選びの中で優先していた条件が、「留学生・学生へのサポートの手厚さ、治安、マーケティングのプログラムが充実しているか、1クラスのサイズ」で、その全てを満たしていたのがキャロル大学だったのでそこに決めました。

留学前に感じていた不安はどのようなことでしたか?

実際、留学をとても楽しみにしていたのであまり不安なことはありませんでした。強いて言えば、友達ができるか、授業についていけるか、ということでしたが"どうにかなる"と思い込んでいました。

どのように英語学習を進めましたか?また、TOEFLやIELTSのスコアアップに取り組んでいる方にアドバイスがあれば教えてください。

私がTOEFLを勉強した中で意識していたこと&やってよかったことが、「赤ちゃんのように英語を勉強・TOEFLと自分のスキルを事細かに分析する」の2つです。

まず赤ちゃんのように英語を勉強するというのは、赤ちゃんが言語を習得する道のりを真似して英語を勉強するということです。赤ちゃんは周りの大人が喋る言葉をひたすら聞いて、やっと言葉を発し、そこから読みと書きを勉強します。このように、リスニング→スピーキング→リーディング→ライティングと勉強するのが英語を習得する1番の近道だと思っています。簡単に4つの英語が喋れるようになるまでの私なりのステップをご紹介します。

①リスニング題材としては、YouTubeとポッドキャストを使って、朝起きてから学校の準備をする間、通学中、何かをしながらなどひたすら耳を英語漬けにしていました。②だいぶ耳が慣れてきたなと思ったらシャドーイングを始めます。聞いているだけ(受け身)と実際に使う(自発)のとでは必要なスキルが全く異なるので、聞こえたものをリピートすることで口と脳が鍛えられスピーキング力がぐんっと上がります。③リスニングの中でよく聞く言い回しや使えそうな単語があったら、iPhoneのメモアプリに残していつでも見れるようにしておきます。これは、人間の脳は20分後には42%の記憶を失ってしまうという脳の習性をうまく使って記憶を定着させるのにぴったりです。起きた時、通学時、帰宅時、就寝前なで一日に何度もメモを見返して言うことで、脳が忘れる前に記憶を定着させていました。④最後は、一番大事なアウトプットです。覚えたフレーズや単語を実際の会話の中で使うことで英語力UP+定着が可能になります。私はHelloTalkなどのアプリを使って英語ネイティブの方達とチャットしていました。

そしてTOEFL対策には、"分析"をものすごくしていました。よく"TOEFLで高得点を取る方法"と調べると「とりあえず参考書を集めて問題を解け!」という意見を聞きますが、個人的にこの方法は、自分の弱みに気づかず同じミスをしてしまったり、テストの攻略にかなり時間がかかってしまう、いわゆる"ルールを知らずのゲームをやっている"ような感じだと思います。そこで、できるだけ短い時間でテストを攻略するために、まずテストと自分のスキルを事細かく分析しました。そうすることでTOEFLのテストのパターンやクセ、そして今の自分にあるスキルとないスキルがはっきり見えてきます。例えば、リーディングパートの分析をしてみると、「精読力・速読力・要約力・語彙力・読解力」が必要ということがわかり、このうち高校生の当時の私には、精読力と語彙力、読解力はそこそこついていましたが、速読力と要約力が全く足りていないということがわかりました。そこで、一日一本英語のニュース記事をできるだけ早く読みどのくらい理解できているかと、その記事を要約して次の日にネイティブの先生に、しっかりメイントピックが掴めているかチェックしていただき、足りないスキルを上げていきました。英語力が目に見えて上がるのは時間がかかりますが、分析をすることでピンポイントに必要なスキルを上げていくことができるので、効率よく確実にスコアUPを目指せます。

留学中について

留学先で一番大変だったことは何ですか?

留学中について

「自分から助けを求めない限り誰も面倒は見てくれない」ということと、「できない自分を認める」ということです。「自分から助けを求めない限り誰も面倒は見てくれない」というのは私の学校が何もサポートをしてくれないという意味ではありません。むしろ、現地の学生も留学生も、生活面・勉強面ともに手厚くサポートをしてくれる学校でした。しかし、周りのクラスメートも学校側も、もう中学生ではないので、定期的に"大丈夫?課題でわからないところあれば教えてあげるよ"と言ってくれるわけではありません。自分からヘルプを出さなければ、わかっていると捉えられどんどん授業も進んでいきます。高校卒業してすぐ、家族も親しい友達も多くいない中、自分一人で"サバイブ"していくのは精神的にも肉体的にも試されました。

そして、中学・高校と、成績の良い方で自分のスキルを過信していたことから、アメリカに来ていきなりクラスの底辺になると、想像と現実のギャップから「なんで自分だけ英語が完璧じゃないの?」「勉強が得意だと思っていたのに、このテストどう勉強していいのかわからない。。」と劣等感に駆られることがありました。それから英語が"完璧に喋れない"ことから自信をなくし引きこもる時期も。完璧じゃないのは当たり前、留学生なんだからできないことがあって当たり前ということを受け入れるのはとても大変でした。(でも今考えると変なプライドが邪魔していただけだったのかな、と思います。笑)

留学先で挑戦したこと・がんばったことを教えてください。

思い切ってアルバイトを始めたことです。英語が完璧じゃないことに自信をなくし引きこもっていた時に、「どこかで動かないと何も変わらない」と思い、思い切ってアルバイトを応募しました。「人と関わりがない楽な仕事がいいな…」と思っていたら、まさかのキャンパス内で一番忙しいカフェ&ファストフードのお店に配属。ドキドキしながら始めてみると、意外と仕事をこなせて、勝手に自分でハードルを上げてただけだったということがわかりとても気持ちが楽になりました。これを機に、だいぶ多くの人から顔を知られるようになり、そこから同じ授業で会って友達になるということが増えていきました。このおかげで英語力も自分の自信も格段と上がり、4年生の時にはマーケティングのインターンシップをアメリカで2つ獲得し、今の就職活動で生きています。

留学をする前と現在では、自分の何が変わりましたか?

自分のやりたいこと・夢を堂々と人に話せるようになりました。高校生の私は、夢があっても「自分には無理かな」と自信がなくなったり「現実的じゃないって言われるかな」と周りの目を気にし、なかなか自分のやりたいことを他人に話したがりませんでした。
留学での幾つもの成功体験や大変なことを乗り越える力のおかげで、圧倒的に自信がつき、今では「自分ならできる」と思えるようになり、その夢を達成するための道のりも自分で描けるようになりました。「周りがどう思おうと、自分のやりたいことは達成してみせる!」と頑張れるようになったのも留学のおかげです。

今振り返ってみて、留学前にしておけばよかったと思うことはありますか?

留学前にやるべきことはしっかりやれていたかなと思います!

留学で得たことは、今後の人生・キャリアにどのように生かせると思いますか?

この4年間では、勉強だけではなく、1から自分でコネクションを作り上げていくスキル、アメリカでのビジネスの世界や人との関わり方、そして自分の力で生き抜いていく力が身についたと思います。そして何より、自信がついたことにより新しいことに挑戦するようになりました。これから生きていく中で、やったことないことや不安になることは山ほどあると思います。しかし、この留学で得たスキルはどんなことでもまず挑戦してみよう、自分一人で厳しそうだったら友達や教授にメールしてみよう、と何かを達成する伝を作ってくれました。これからアメリカで働く中で、こうして頼れる人やスキルがあることはとても大きいです。

留学をしてよかったと思いますか?

留学をすると決めた15歳の自分に感謝しきれません!笑
留学がなければ、留学で出会えた友達や得た経験もないと思うとこの4年間は何にも変えられません。

大学生活について

大学のサポート体制はどうでしたか?

私の学校は、規模がそんなに大きくない割に留学生のサポート、学生全般のサポート、そして勉強面でのサポートがすごくしっかりしていて心強かったです。特に留学生は、留学前にビザをゲットしたら終わりではなく、SEVISやI-20その他諸々の書類などこまめに更新しなければいけない書類がたくさんあったり単位制度に留学生特有の決まりなどがある場合があるので、留学生オフィスの方々とのミーティングが"必須"としてこまめに設けられていたのは助かりました。また、一度I-20のサインをもらうのを忘れたことに日本一時帰国時に気がつき、アメリカに戻れないかも!と焦っていると、翌日すぐにデータでサイン付きの書類を送ってくださったので、そういった迅速で臨機応変な対応はありがたかったです。

私の学校の留学オフィスの方はみんなから"お母さん"のように親しまれる、面倒見の良い方で、環境に恵まれたと感じます。

勉強面では、Leaning Commonsという、学生チューターと一緒に勉強できたり友達同士で勉強できるスペースがキャンパスに設けられており、チューターの予約は取りやすいので授業で困ったことがあればそこを利用する学生がたくさんいます。もちろん無料なので、気軽に利用できるサービスです。教授も、授業後「ちょっと残ってるから質問がある子はおいで?」と献身的な教授が多く、頼れる人が周りにいると思えることが精神的に心強かったです。

寮生活で良かったことは何ですか?

キャンパスへのアクセスの良さです。キャンパスの外に住むことも憧れましたが、徒歩で教室へもジムへもカフェテリアへも行けるのはとても便利でした。そして、常に周りに学生・パトロールの警備の方たちがいるので、夜でも心配なく外(キャンパス内)を歩けました。

寮生活で困ったことはありましたか?

たくさんありました。笑

一年生の頃は、とても優しいアメリカ人のことルームメイトになり、車がなかった私を買い出しに連れて行ってくれたり、たまにジムに一緒に行ったり、まだ友達のいなかった私にはありがたい存在でした。しかし、生活習慣が全く違うことや騒音問題、友達を常に連れ込むなどといったことから、お互い生活がしづらくなり結局ルームメイトを変えることになりました。

その後は、とても仲良くなった子とルームメイトになったのですが、私が勉強をしたいときにルームメイトがヘッドフォン無しで動画を見ていて、その音で全く勉強が集中できなかったり、朝授業がない日に少し遅くまで寝たいと思っていても1限のあるルームメイトの目覚ましで6時に目が覚めたり。。。やはりちょっとした生活習慣や自分が思う当たり前の違いから、同じ部屋で毎日過ごすのは楽しいことばかりではありませんでした。

休日は何をして過ごしていますか?

1・2年生の時は一日中引きこもって課題・予習をしていました。授業においていかれないようにというのと、次の授業で教授に当てられた時に答えられないことを想像すると不安になり、勉強詰の日々を送っていました。3・4年生からは、勉強に余裕が出てきたのと、友達が一気に増えたので、シティーに遊びに行ったり、一緒にジムに行ったり、お泊りをしたりと充実した週末を送っていました。遊びの割合が多くなったとはいえ、週末にやらなければいけない課題やプロジェクトはあるので、友達と遊んでも必ずどこかのタイミングで一緒に勉強していました。

大学で、勉強以外に取り組んでいることがあれば教えてください。

1・2年生の頃は、友達づくりとキリスト教への理解を深めるためにBible Study(聖書の勉強会)に行っていました。毎週あったので、友達も増えましたし英語力も上がりました。そのほかには、ボランティアのクラブに参加したりヒスパニック系の友達が多かったのでラテンクラブに参加してダンスパーティーに参加していました。3年生の1年間はひたすらキャンパス内でアルバイトをしていました。マネージャー(同い年の学生)とすごく仲良くなりほぼ毎日会っていた中だったので、アルバイトも楽しんでやっていました。4年生からは、アメリカの会社でインターンシップを始めました。アメリカ大学卒業後、アメリカで就職したいと考えていたのですが、留学生はビザのスポンサーが必要だったりOPT・CPTの関係ですぐに仕事が始められない場合もあるなど、アメリカ学生に比べハンデがあるので"経験で勝負"するためにインターンを2個経験しました。ハンデをカバーするためにほかにした事として、インスタグラムに力を入れていました。自分が高校生の時に、田舎留学に関する一般的な情報やメリットが全然見つからないことから「自分が留学を始めたら情報発信をして田舎留学の魅力を伝えたい」と思っていました。そして、マーケティング専攻だったので、就職時のポートフォリオにもなると考えコンテンツ作りに勤しんでいました。半年でフォロワーが2,700人に増えリールの再生回数も30万回数を達成し、インターンシップ獲得に繋がりました。

どのようにして友人ができましたか?

やはり、1番のきっかけはキャンパス内のアルバイトでした。一番忙しいフードサービスの仕事だったので、半年後には学生とすれ違うとその子の名前がパッと出てくるほど多くの学生の顔と名前を覚え、向こうからも覚えてもらえるようになりました。このおかげで、スナップチャット(アメリカのLINEのようなコミュニケーションアプリ)を交換するようになったり、同じ授業になった時に話すようになりました。

周囲の学生にはどんな人がいましたか?

勉強も部活も遊びもストイックな子がとても多いです。いつもパーティーばかりしている子も、Dean's List(理事長の成績優秀者リスト)に毎学期載っていたりと、多才でストイックな学生が多いため私もやる気をもらいます。

アメリカという国や、滞在されている州や都市について感じたことを教えてください。

私は、ウィスコンシン州のウォーケシャという小さな町にある大学に通っていました。日本でいうと軽井沢のような、緑の多く空が広いのどかな場所です。車で東に15分いけば大きなモールのある高級住宅街、車で25分走ればビールの醸造で有名なミルウォーキーに行けます。逆に、西に走ると馬や牛のいる牧場が広がっており、秋にはアメリカではお馴染みのパンプキンパッチやリンゴ狩りを楽しめます。そして北に走れば、アメフトチーム"Packers"の発祥地、グリーンベイがあり、南に約2時間走ると大都市シカゴに着きます。このように有名エリアへのアクセスは抜群なのにも関わらず、物価はカリフォルニはの1.5分の1、ハワイの半分と生活のしやすい州です。大都市ではないので留学生も少なく、英語の勉強に集中した生活を送れます。ちなみにこの4年間の留学生活の中で、キャンパス街で日本人に遭遇したのは約3回です。観光客・留学生が少ないエリアなので出会う人の多くが日本という国や文化に興味を持ってくれ暖かく迎え入れてくれました。サンクスギビングやアメリカ独立記念日、クリスマスには学校周辺に住む家族が留学生を招いてパーティーを開いてくれ、ローカルなアメリカの文化を味わうことができたのは、旅行では叶わないのですごく貴重な体験です。フレンドリーで、他人を自分の家族のように可愛がってくれるウィスコンシンの人たちの温かさを感じました。

夏休みなどの長期休暇期間は何をしましたか?

2年生までは日本に帰国して家族と過ごしていましたが、それからは1ヶ月ほど日本に帰り残りはキャンパスの夏季バイトをしたり、他の州に住む友達に会いに行ったりもしました。
今年は、車で9時間かけてテネシー州のナッシュビルに行きました。車でいくと、途中で通る州の景色の違いを見れたり、出費を抑えられるのでおすすめです。

大学での勉強について

留学先の大学では何を専攻していますか(する予定ですか)?それは何故ですか?

大学での勉強

マーケティングを専攻として、マネジメント&リーダーシップを副専攻として勉強しました。

この専攻を選んだ理由は、高校生の時に大学の専攻一覧表を見て専攻を選んでいるときにマーケティングの説明が一番楽しそうに聞こえたからです。笑

アメリカ大学は専攻を変えるのがとても簡単なので、自分に合わなかったら専攻を変えようと思っていましたが、結局マーケティングが好きになり4年間専攻を変えずに卒業しました。大学に通い始めた頃は副専攻は何もとっていませんでしたが、勉強と単位数に余裕が出てきたので、自分の長所でもありもっと深く学びたいと思っていたマネジメントとリーダーシップのプログラムを副専攻として追加しました。

今までの授業で一番大変だった内容・科目は何ですか?

ビジネス法のクラスです。1週間に一度のクラスでしたが授業も3時間半という長さだったので眠気との戦いでした。笑
日本でも法律を勉強したことがなかったのに、英語でアメリカのビジネスの法律を勉強するのはとてもチャレンジングでした。そして何よりもテストが厳しく、一回のテストで教科書200ページ分の範囲、ただ法律の名前を覚えるような暗記テストではなく、実際の事件や例題をもとに自分でジャッジを下すようなテストだったので、法律の内容を覚えるだけでなくその法律を応用スキルが必要だったので、テスト前は朝の4時半まで勉強していました。
また、実際の事件を読み被告人と上告人側の言い分を理解した上で、裁判官のジャッジが正当かどうかを発表するプレゼンがあり、とても緊張していたのを覚えています。

もう一つ大変だったクラスは、哲学のクラスです。一般教養の授業を取らなければいけなく歴史た哲学の選択だったのですが歴史が苦手なので哲学を選びました。入門のクラスにも関わらず、2日に1回30ページほどのリーディング課題と、そのリーディングに関する質問を提出しなければならなく、すごく時間がかかりました。そして地獄のテスト。授業で学んだ哲学者に関する質問がテスト前に12問公開されるのですが、実際にテストに出るのは2問だけ。回答は最低でも700文字に達していなければならないので、深い理解力と説明力が求められました。テスト問題も、「アリストテレスはどんな人か説明しろ」というようなものではなく、「アリストテレスが主張するA, B, Cの考えのうちなぜBが一番重要なのか。カントの主張と比較して答えよ。」などといつもひねりがあったので、12問の回答を用意するのにかなり時間がかかりました。このテストが2回、そしてエッセイが2つにディスカッションもあったのでストレスの多い授業でした。

お気に入りの授業があれば理由も含めて教えてください。

私が4年間の中で一番印象に残っているのが、Market Researchのクラスです。マーケティングの授業の中のうち、高学年用の難易度の高いクラスだったので緊張していましたが、授業内容も楽しく教授にも恵まれ今となっては、もう一度取りたいクラスの一つです。

授業の内容は、マーケティングの領域の中でデータを活用することを目標としたカリキュラムで、1学期かけて完成させる大きなプロジェクトを通してソフトウェアやデータの分析の仕方を学びました。プロジェクトは「統計データとデータ分析の情報をもとに自分で選んだフランチャイズの店舗展開における提案書を作る」というものでした。ArcGISという、人口統計や交通の動き、人の行動を地図にできるソフトウェアやSPSSという社会科学の分野でよく使われる統計分析のソフトウェアを使い、フランチャイズのビジネスの系統や顧客層をもとにどこの都市に新店舗を置くのがベストかを提案、学期の最後にプレゼンをしました。毎週の課題が多かったり、授業内容を逃してしまうと全くついていけなくなる、集中力の試される授業でしたが、フレンドリーで知識が豊富な教授だったので安心して受けれました。また、プロジェクトも学校の一環というより実際に自分がその会社で働いているようなハイレベルなものだったので、モチベーションが上がりました。

どんな教授がいましたか?

ビジネス法や哲学の教授のような、知識の多さを求める厳しい教授もいれば、授業内やブロジェクトを通した経験を重視する先生もいましたが、キャロル大学の先生は4年間一度も学生からの不満を聞いたことがないほど、どの学部も献身的で学生思いないい先生ばかりでした。

一日どのくらいの勉強時間を取っていますか(授業時間、自習時間のそれぞれで)?主にどこで勉強していますか?

初めの2年間は上記でも述べたように、一日中勉強していました。ご飯もみんなとカフェテリアで食べず、部屋で勉強しながら食べていたので休憩といえばシャワーを浴びている時間と寝ている時間くらいだったかもしれません。授業時間は、一コマ平均1時間半で一日平均2クラスとっていたので約3時間でしたが、自習時間は8時間くらいだったと思います。

3年生からは授業時間は変わりませんが、アルバイトを1日6時間半、週に3回していたのと前ほど予習に時間をかけなくても授業について行けるようになったので自習時間は4時間ほどだったと思います。
私はグループで勉強するのが苦手なので、空いている教室や隠れ勉強スポットをいつも探して勉強していました。

アメリカの大学で学んでみて、日本の教育と違う点は何だと思いますか?

カリキュラムの大きな違いは、日本はどれだけ知識を詰め込めるかという"量"を重視するのに対し、アメリカはプロジェクトなどの経験を通して何を学んだか、それをどのようにキャリアに活かせるかという"質"の方に重点を置くことに気がつきました。日本はレクチャーベースの授業が多いのに対し、アメリカはstudent-centeredと言われる、学生を中心にした体験型で他の学生や教授とのやりとりが多い授業体系なので、やはりアメリカの授業の方が身につくものが多いと感じます。

また、日本は"メソッドAは状況Aに使うのがベストだ"、"メソッドBは状況Bの時に"など型にはめて考え、それを丸暗記することはありますが、アメリカの授業では現実に起こりうるありとあらゆる状況を想定して"じゃあもしこうなったら、あなたならどうする?"と学生に考えさせる機会をくれるので実際にキャリアの中で使える決断力と論理的思考力が身についた気がします。

アメリカの大学授業についていけるかどうか心配される日本の学生は多いです。アドバイスがあれば教えてください。

アメリカの生の英語にあまり触れる機会のない日本人にとって、アメリカの大学授業についていけない、あるいは友達との会話についていけないという状況はほぼ当たり前です。

私も、中学・高校と短期留学経験があり、日本でも独学で英語を学んでいたので留学前は自信に満ち溢れていたにも関わらず、いざアメリカに行ってみると授業に出てくるアカデミック英語は日本にいた時にカバーしていないものばかり、学生の日常会話は早すぎる、なんで自分だけ英語が"完璧じゃない"のか…と劣等感にかられる時期がありました。
でも先ほども言ったように、日本で育ったのだから英語が不自由なのは当たり前、アメリカ人はアメリカで育ったのだからペラペラなのは当たり前のことです。

私からのアドバイスは、"留学生なので英語が完璧じゃない"ということを周りに素直にいうことです。そうすると気が楽になって周りにヘルプを出しやすいですし、教授も授業前に授業資料を個人的に送ってくれるなどのサポートをしてくれる(ありがたいことに私の教授はそのようにして留学生の私をサポートしてくれました。)ようになります。
使えるリソースは使って欲しいと思います!

最後に

アメリカの大学に進学するかどうか悩んでいる方に向けて、アドバイスをお願いします。

アメリカの大学に進学する

海外大学進学を決意する前に、よく高校の先生や周りの大人に「アメリカの大学に行っても英語が完璧じゃないと授業についていけなくて元も子もないよ」「アメリカの留学なんてちゃんとした目標がないと失敗するよ」など"留学はハードルが高い"と思わせられることが何度もありました。でも、その"イメージや先入観で"「私にはやっぱり無理かなあ」自信を喪失したりせず、自分の心の声をしっかり聞いてあげてください。留学に行くとびっくりするほど自分の可能性に気付かされます。私も、4年前は理事長の成績優秀者リストに5回も掲載され卒業式にはhonors(成績優秀者に与えられる名誉)をもらえるなんて思ってもいませんでした。

今、明確な目標や目的がなくても、留学したい!と思うのであれば自分の可能性を信じて留学に行ってみてください。4年後キラキラした自分に出会うこと間違い無いです!

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